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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第16章 1st Anniversary


ー潤sideー


俺と翔の運命を変えた2007年。
翔が妊娠して…事務所や翔のお義父さんに反対されながら…俺達は結婚する事が出来た。


そして今年の春。
松本家に長男・太陽が産まれた。
多少の難産だったけど…翔も子供も健康で。
おまけに俺に瓜二つ。
あまりにも似すぎて太陽を見た事ある友達には格好のネタにされてる。
でもそれも幸せだった。
俺に似て1番喜んでたのは翔で…
『ミニチュア潤最高』
『小さい恋人が出来た』
なんて…俺の嫉妬心を揺さぶる事をよく言ってる。
でも…それも俺への愛だと…そう思う事にして。
気持ちは分かるんだ。
だって…翔に似た女の子が産まれたら…もうたまんない。


そんなこんなで子育てに追われながら日々は慌ただしく過ぎ、翔も無事に仕事復帰を果たし、嵐としての仕事も5人体制に戻っていった。


そんな中迎える…初めての結婚記念日。
勿論その日はスケジュールを空けてもらった。


どんな記念日になるのか…。
楽しみだ。





和「良かったら太陽くんうちで預かりますよ」


「え?」


翔「え?」


智「え?」


和「何よ。駄目なんですか?」


智「駄目じゃねぇけど…大丈夫か?」


レギュラー番組収録前の楽屋。
俺達はコーヒーを飲みながら雑談をしていた。


和「大丈夫ですよ。太陽くん可愛いですし。子育ての勉強にもなりますから」


翔「でもいいのかなぁ…大丈夫?」


和「大丈夫ですよ」


にこにことにのは頷いた。


「じゃあ…お願いしようかな」


和「任せて下さい」


翔「ありがとうにの、智くん」


智「ほぉーい」


雅紀「で、どこ行くの?」


「温泉に一泊旅行しようかなって」


翔「お土産買ってくるからね」


智「温泉かぁ…(かずの浴衣姿…むふふ♪)」


雅紀「温泉…(あやちゃんと混浴…うほっ♪)」


「………(絶対変態な想像してるな)」


そしてその翌週、俺と翔は初めての結婚記念日の旅行へと旅立った。
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