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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第72章 葛藤


ー潤sideー


翔「お帰り潤」


「ただいま」


帰って来るといつもの様に翔が出迎えてくれる。


翔「父さんが来てるよ」


「お義父さんが?」


翔「新居の進み具合聞きたいんだって。お肉貰ったからすき焼きにしてるけどいい?」


「好物作ってくれて嫌なんて言うかよ」


翔「ふふっ、だよね。潤疲れてるし…いっぱい食べてゆっくり休んでね」


エプロン姿の翔がぎゅっと俺に抱き着いて来る。


「ありがと…愛してるよ」


翔「んふ。俺も愛してる」


「お義父さんと太陽はリビング?」


翔「太陽の部屋で宿題見て貰ってる」


「そっか…じゃあ…」


唇に人差し指を当てながらそっと翔を壁に押し当てる。


翔「なぁに?」


「疲れたからちょっとチャージ…」


首筋に顔を埋めながら思いきり翔の匂いを吸い込んだ。


翔「ん…ちょっとでいいの…?」


「それはゆっくりと夜ね…」


翔「そっちの体力はあるんだ…」


「翔は別腹」


翔「ん…」


ゆっくりと口付けながら強く腕の中に抱き寄せた。


支えたい…どうにかして支えたい。
どうすればいいんだろう…。
今はただ…こうして抱き締める事しか思い浮かばなかった。










太陽「ねぇじぃじ。ぼくお腹すいた…」


翔父「まぁまぁ、もう少し待ってような」
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