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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第72章 葛藤


智「松潤だってこだわってんじゃん。うちとっくに建て始めてるのにやっと来月だろ?」


お茶を飲みながら智くんが戻って来る。


「まぁね」


智「レッスンルーム作って…終電逃した奴らの為に寝室作って…『翔に迷惑掛けない』ってミニキッチン?」


「でもバーカウンターは却下したからね」


智「くくっ」


智くんが笑った。


和「でも本当…今までより相葉さん家も近いし恵まれたよね俺達」


智「昨日相葉ちゃんから連絡来たけど近くのマンション探してるって」


「マジで!?」


メンバーがご近所になる…。


「翔さん」


「ん?」


「俺とさとしが離婚しかけた時も…翔さん達が離婚した時も不仲説沢山流れたけどさ…これじゃもう流れないよね」


「そうだね。もう不仲なんて言わせないよ」


「うん。不仲やってる暇ないよ。子供が4人になったらまた忙しくなるもん」


「ふふっ。ねぇ、次はどっちかな」


笑いながらにののお腹を撫でると智くんが溜め息を付いた。


「俺は男がいい」


「そうなの?」


「あぁ。もう女は疲れるからいいや」


和「疲れるって…何なのよ」


「この間だってさぁ…智香が友達連れてくって言ってさぁ。俺は全員女の子だって思ってたら男が居たんだぜ。しかも3人。5人中3人男ってどういう事だよ。多いじゃねぇか比率。和香もそうなるって思ったら俺は嫌だね」


珍しく智くんが興奮気味に話すもんだから俺はにのと目を合わせて笑ってしまった。
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