• テキストサイズ

君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第71章 新たなスタート


「お義父さんもお義母さんも本当によくしてくれて。潤とまだ…付き合う前から俺の事可愛がってくれてたんだ。それに…『翔くんがお嫁さんで良かった』って。何度も言ってくれて」


和「うん」


「子供が産めない身体になっても労ってくれたんだ。俺…長男の嫁なのに…子供1人しか出来なくて。でも…ずっと労ってくれた。太陽の事も…本当に愛情持ってくれて。面倒も見てくれてさ。本当に感謝してる。今にのの話聞いて思ったんだ。一緒に暮らせたら…兄弟の居ない太陽が寂しい思いする事もないかなって…」


和「翔さん…」


「潤に話してみる」


和「うん」


「頑張ろうね。上手く行く様に」


和「うん」


俺はにのとしっかり手を握り合った。


雅紀「あれー?何してんの?」


スキップしながら相葉くんが入って来た。


「ちょっとね。あれ、潤と智くんは?」


雅紀「もうすぐ来るよ。ツアーの事少し話してたみたいだよ」


「そっか」


雅紀「それより聞いてよ〜!りんてば最近俺が抱っこすると泣くの!どうして〜」


泣きながら相葉くんが俺達に抱き着いてきた。


「何泣いてんの。仕方ないよそれは。ねぇにの」


和「そうですよ。こっちは死ぬ思いで産んでるんですからママが1番になってもらわないと。ねぇ翔さん」


雅紀「そんなぁ〜」


べそべそ泣く相葉くんを俺とにのは2人で笑った。
/ 1278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp