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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第71章 新たなスタート


ー翔sideー


「じゃあ家新築で建てるんだ」


和「うん。子供生まれるまでにはって考えてるから急いで準備してるとこ」


「ついに大野家が一軒家か。二世帯にするの?」


和「ううん。それはしなくていいけどひとつだけお願いされた」


「何?」


和「別棟で…作業部屋欲しいんだって。絵書いたり釣りの道具置いたりとか…。それは昔から言ってたんだ。子供居たら大変じゃん?特に絵は集中するから」


「そっか。でも…これで子育て楽になるね」


和「うん。正直驚いたけど嬉しかった。さとしがそこまで考えてくれてたなんて…何も言わなかったし」


「………俺も…考えてみようかな」


和「翔さんも同居?」


「うん。松本のご両親とね。この間実家に行った時リフォームでもしようかって話してたんだよね」


和「そうなんだ」


「うん。めぐちゃんも結婚してちょっと遠いしね。うちはさ…まだ修も居るし舞も結婚したけど実家から近いからさ」


和「でも…義両親との同居って色々大変だよ。大丈夫なの?」


「………そこは…俺智くんと似た思いがあるんだけどね。お義父さんにもお義母さんにも感謝してるんだ」


和「翔さん…」


コーヒーを飲みながら俺はにのに微笑んだ。
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