第68章 ママにプロポーズを
翔「んー…」
俺がそっと髪を撫でると翔の大きな瞳がゆっくりと開く。
「大丈夫?」
翔「………死んだかと思った…」
「気持ち良過ぎて?」
翔「ばぁか…」
翔が広角を上げながら目を閉じた。
「俺も今は立てないな…」
翔「飛ばし過ぎ…」
「久し振りだし…そうなっちゃうよね…」
翔「ん…」
「………後でまた…しよ…」
翔「嫌だ」
「何で」
翔「無理だって。今日はもう店じまいです。お願い寝かせて…」
ふわぁと翔が欠伸をする。
「駄目」
翔「何でよもう…」
「………愛してるから」
翔「………」
閉じていた翔の瞳がゆっくり開く。
「愛してるよ…」
翔「………そんな事言われたら…嫌だって言えないじゃん…」
横になったままの翔の手がゆっくり伸びる。
翔「………俺しか愛さないで…」
伸びた手を取り、翔の言葉に答える様に俺は翔にゆっくりとキスをした。
翔「ん…」
キスをしながら俺はゆっくりと翔に馬乗りになった。