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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第68章 ママにプロポーズを


ー潤sideー


もう一度やり直そう。
そう固く誓い合ってから数ヶ月後。


俺達は相葉くんの実家の近くにある教会に居た。


相葉くんと綾香ちゃんの家族。
綾香ちゃんの親しい友人数人。
そして俺達メンバーや事務所の関係者数人のこじんまりした結婚式。


壇上に居る、緊張で汗びっしょりの相葉くんに俺達は幸せな気持ちになった。
その前に居る、相葉くんの生涯のパートナー、綾香ちゃん。
大きなお腹を抱えながらにっこりと微笑んでる。
そのシルエットに…あの日の翔の姿を思い出した。


神父「相葉雅紀さん。貴方は星野綾香さんを愛し支え、共に歩んでいく事を誓いますか?」


雅紀「ち、誓います!」


神父「星野綾香さん。貴女は相葉雅紀さんを愛し支え、共に歩んでいく事を誓いますか?」


綾香「はい。誓います」


神父「では、指輪の交換を」


俺と翔、そしてりーだーとにのが立て続けに結婚してしまった事でずっと先送りになってしまっていた2人の結婚。


それでもひとごとも恨み言を言わずに俺達の幸せを願い、支えてくれた相葉くん。
そんな相葉くんと同じく、黙ってこの日を待っていてくれた綾香ちゃん。
俺達とも直ぐに打ち解けてくれてよく6人で過ごした。


待たせてしまった分、2人には幸せになって欲しい。
その為には俺達4人、全力で支えよう。


指輪の交換を終え、誓いのキスをする2人を見つめながら俺は翔の手を握った。
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