第11章 ♣️雨が…
潤side
俺からキスしちゃったよ〜(//∇//)
超恥ずかしい〜
俺きっと今真っ赤な顔してるんだろうな〜
後片付けが終わる頃、お風呂の準備完了を知らせる音がなった。
「和、先入ってきなよ」
バスタオルと、和の着替えを用意する。
「なんで俺一人? アンタも一緒に入るよ」
強引にバスルームに引っ張って行かれた。
で、あんなことや、こんなことして(〃▽〃)
お風呂上がる頃には、二人共逆上せる寸前(^_^;)
「風呂上りのビールいっとく?」
濡れた髪をタオルで拭きながら、冷蔵庫から冷えたビールを2本取り出す。
1本を和に渡すと、プシュと音を立ててプルトップを引き抜いた。
軽く缶をぶつけ合い、何度目かの乾杯を交わす。
「それにしても今夜は冷えるね」
カーテンを少しだけ開けて、窓の外を見る和。
「どうりで寒い筈だわ、雪降ってる」
いつの間にか雨は雪に変わり、地面を白く染めていた。
「ねぇ、和…?」
ねだる様に見つめると、和がニヤッと笑った。
「足りなかったのね?」
俺は真っ赤な顔を隠すように、俯いて小さく頷いた。
次の日の朝、
すっかり雪に埋もれてしまった和の車を前に、呆然とするしかなかったのは、言うまでもない。
おしまい