第1章 ♦爪先が…
和也side
ゲームに集中できない!
なんでって、相葉さんの足が胡座をかいた俺の膝小僧の辺りを、コチョコチョコチョコチョするもんだから、擽ったいのよ…
位置を変えても変えても、相葉さんの爪先が追いかけてきて…でもこたつから出る気にはなれなくって…
そのうち、相葉さんの爪先が『オレ』に触れた。
ピクッと軽く反応した俺を、多分相葉さんは見逃さなかったんだ。
爪先を器用に、ツンツン、グリグリ…
そんなことされてたらさ、当然反応しちゃうわけですよ、アソコが…
吐息が漏れそうになるのを、ゲームで紛らしてたけど…
相葉さんの爪先が、スウェットの中に入ってきて、『オレ』に直に触れきた。
ゲームに集中できねぇー!