第4章 ♣️願いが…
智side
「「あけましておめでとう!」」
向かいに座る翔くんと、手にした缶をぶつけ合う。
「ぷは~! うんめぇ~!」
ビールを煽るように飲む翔くん。
「あ、ねぇねぇ、翔くん」
なになに、って笑顔をくれる翔くん。
この顔が一番好き(///ω///)
「あのね、これ食べてみて? 昨日知り合いの漁師さんから届いたの」
テーブルの上の刺身を翔くんに薦める。
「ブリなんだけどね、この時期のブリは寒ブリって言ってね…」
「うっま!」
あの~、まだ説明終わってないんですけどぉ…
ま、いっか…
翔くん美味しいって喜んでくれたし♪
「ところで、この後どうする? 初詣とか…」
う~ん…、翔くんには悪いけど、寒いしな~、正直外出るの面倒くさいなぁ、なんて…
「お家でゲーム…とか? ………ダメだよね…」