第24章 ♥酔っ払いが・・・
なんとか用を足し、寝室のドアをノックした。
応答はない。
まだ寝てるのか?
そ~っとドアを開けてみる。
薄暗い寝室の、中央にドカーンと置かれたキングサイズのベッドの上、素っ裸で大の字の松潤のが大いびきをかいて眠っていた。
「失礼しました~」
開けたばかりのドアを閉めた。
何故ヤツは裸なんだ?
ん、もしや!?
いやいやそんな筈はない。
智くんに“お守り”って、無理矢理着せられたラクダ色のシャツと股引はちゃんと着てるし。
大体さ、こんな色気のない下着見て欲情するなんて、有り得ないこと。
うん、ないないヾノ∀`)
そんな事よりも、これからどうするか、だな。
松潤は寝ちゃってるし…
このまま黙って帰るのも、何だか気が引ける。
やっぱり松潤を起こそう。
泊めて貰ったお礼だけはちゃんとしておかないと…。
よし!
片手をグーの形にして口元に宛てた。
ドアをそ〜っと開け、抜き足差し足忍び足…
ベッドの端に腰を下ろし、声を顰めて、
「おはよ〜ございます。松本さん、朝ですよ? 起きてください?」
肩を揺すった。
…………反応ZERO〜(;^_^A
えぇ〜い!
かくなる上は…
ベッドの上にヒョイと飛び乗り、松潤に馬乗りになると、両肩を掴んで、首がもげるんじゃないかってぐらい、激しく揺さぶった。
「ま〜つ〜も〜と〜さ〜ん、起きてくださいよ〜?」