第21章 ♦約束が・・・
「やっぱ最高だぜ、潤」
俺の両足を脇に抱え込み、腰を振る和から、汗が飛び散る。
「フッ…和だって…最高…だよ?」
和に揺すられながら、首に腕を巻き付けてキスを強請る。
「ん…ぅく…」
絡まり合う舌がピチャピチャといやらしい音を立てる。
「潤のその顔、ほんと唆るよ…」
俺、和の下でどんな顔してんだろ?
きっと凄く物欲しそうな顔してんだろうな…
そんなこと考えてたら急に恥ずかしくなってきた。
「も、見ないで…?」
「そんな可愛いこと言われると、余計に見たくなるよね…」
俺の中の和がズルッと途中まで引き抜かれたと思ったら、一気に最奥を突かれて、俺の身体が跳ね上がる。
「うぁ…あ…ん…ん…」
角度を変えながら何度も深い所を突かれる。
「も、イキ…そ…」
「ん…俺も…そろそろ…かな…」
和の動きが早くなった。
その振動でコタツの上の、空になったビールの缶が転がり落ちた。
俺は自分自身に手を添え、動きに合わせて上下に擦った。
「あっ…あ、あ、あっ…んん…!」
「うっ…イッ…ク…」
和が俺の中に熱を放った。
それとほぼ同時に、俺は自分の手の中に熱を吐き出した。
「いっぱい出たね、潤?」
「和こそ…まだピクピクしてるよ?」
お互いの荒い息を感じながら抱き合う。
この瞬間が一番幸せ。
それはきっと和も同じだよね?