第18章 ♥Sweet Sweet kiss♡
智side
翔くんの手が、汗で張り付いた前髪を梳く。
「フフ、チョコ塗れになっちゃったね」
俺も翔くんも、身体のあちこちが茶色く染まってる。
「ほんとだ…、チョコだらけ…」
思わず顔を見合わせ笑った。
「風呂、入れてくるわ」
繋がったままのソコから、翔くんがズルッと引き抜かれた。
「んぁ…」
途端に溢れ出す翔くんの出したモノ。
「うわっ、なんだこりゃ…」
って、顔を寄せる翔くん。
「えっ、なに? どうしたの?」
ってか、そんなに見ないで…
「茶色いのが…」
もう、恥ずかしいから!
「ねぇ、翔くん?」
温めのお湯に二人で浸かりながら、後ろから俺を抱き締める翔くんを見上げる。
「なに?」
「俺、翔くん怒らせるような事した?」
「えっ? …………あぁ…」
腰に回った腕に力が込められる。
「浮気…。最近松潤と頻繁に連絡取り合ってたから、もしかして浮気してんのかな…って…」
確かにここんとこ松潤とはメールのやり取りとか多かったかもしれないけど…
まさか浮気なんて…
「誤解させる様なことしてゴメン…。
でも………」
「俺のためだったんでしょ? 」
うん、て頷く。
「勝手に誤解して、勝手に怒って、智くんに寂しい思いさせてゴメンね?」
俺の肩に翔くんが顔を埋める。
「俺、翔くんだけだよ?」
「うん、知ってる」