第17章 ♠幻覚が・・・
智side
目の前に差し出される“長い棒”に、身体がビクッと硬直する。
「ちょっ…無理だから…」
抵抗しようにも身体が動かない。
「だってそんなの絶対痛いじゃん!」
『じっとして!』
無気力に伸ばした手の動きはいとも簡単に封じられる。
「えっ、え〜、やぁだ〜!」
後ろからガッチリ押さえ込まれ、“長い棒”は俺の中に入ってきた。
「う〜あ〜」
“長い棒”は無遠慮に俺の中を引っ掻き回し、ズルッと俺から出ていった。
『じゃ、ちょっと待っててね』
なんだよ…
ここまでしといて焦らすつもりか?
「も、やらよ…(泣)」