第2章 影山飛雄と私
「篠田」
部活が終わって制服で着替えてから体育館の前で待っていると影山くんが来た
「影山くん、お疲れ様」
「篠田もお疲れ様
んじゃ行くか」
「どこ行くの?」
「俺んち」
え、か、影山くんの家!?
本当に影山くんのお家なんだ……
なんか緊張してきたな……。
スタスタと歩く影山くんの後ろをついていく
歩くの早いなーなんて思ってたらいきなり影山くんが歩くのをやめた
「ど、どうしたの?」
「ごめん、歩くの早かったな」
そう言って影山くんは私の隣に並ぶと私の歩幅に合わせて歩いてくれる
影山くん……なんか優しい……
こうやって横に並ぶと影山くん本当に背高いなぁ
横顔かっこいい〜整ってる……
これでいつも優しかったら女の子にモテモテなのに。