第1章 今日からマネージャー
「「「ありがとうございました!!!」」」
あっという間に時間は過ぎて試合が終わってしまう
見入ってしまって本当にあっという間だった
「集合!」
気づくと隣にコーチらしき人ときよこさん先輩がいた
コーチの集合という声に皆が私の前に集まってくる
え!?え!?なになに
私帰った方がいいよね!?
「試合お疲れ様」
きよこさん先輩がそう言うと坊主頭の人とさっきの小さい人が「きよこさ〜ん」と言っていた
「清水、ところでそこの横の子は?」
がたいのいい怖そうなとても高校生には見えない先輩が私を見る
ひっ……怖い……
「旭ー!そんなに睨むなよ!
怖がってんだろ!」
「に、睨んでるつもりじゃ……」
「この子はバレー部のマネの見学に来たの」
「え!まじで!?名前は名前は!?」
小さいオレンジ色の髪の男の子興味深々に聞いてくる
「篠田美月です」
「じゃあ美月って呼ぶな!
俺は日向翔陽!」
い、いきなり名前呼び捨て……
フレンドリーだな……