第3章 楽園
二宮Side
重い瞼をなんとか開けると…
心配そうな雅紀の顔…。
「まさき?」
声を掛ける。
雅紀は俺を抱き寄せた。
俺の体は雅紀が吹き清めてくれたのか
不快なところはない…。
「まさき?どうしたの?」
A:「ごめん、無理、させたよね?
俺、我慢できなくて…。」
「まさき?……まー?
…なんでそんな顔するの?
我慢できなかったのは…俺も同じだよ」
雅紀の頬に手を伸ばす。
頬を包み、自分からキスをする。
「まー…大好きだよ。
まーこれかもそばにいてね…」
雅紀は綺麗な笑顔を見せて俺を抱きしめた。