第13章 Childhood's end
二宮side
智が俺に容赦ない快感を与える。
何度もイかされて…。
頭が快楽で支配されそうになる。
でも…貰うばかりの愛情に自分も返したくなるのは当然のことで…。
躰に触る、愛しい人の中心は硬く熱も持っているのに…。
俺にだけ快楽を寄越すこの人にも快感を味わって欲しくなる。
愛しい人に向き直り、真正面から伝える。
手を智の中心に添えくすぐるように刺激しながら…。
「智も気持ちよくなって…
俺がどれだけ貴方が好きかを教えさせて…」
まるで欲望を押さえつけるように身に付けたままの智のズボンに手をかける。
何度か吐き出した俺の欲で汚れたズボンを脚から抜き取る。
下着越しにも分かる、存在を主張する大好きな人のモノ。
下着に滲んだ体液。
この状態でずっと俺にだけ愛をくれてたと思った時、彼の愛の深さに触れた気がした。
同じ男だからわかる…辛さ。
それを表に出さずに俺にだけ…。
濡れた下着を下ろすと両手で包み、濡れた先端に口づけをした。
チュッと音を立てて口づける。
先端を濡らす蜜は本来ならそんなわけないのに…俺には本当の蜜のように甘く感じた。
O:「和、口じゃなくていいから…」
「やだ、俺がしたいの…
だから智も素直に感じて…」