第42章 フリージア
Jun side
潤「翔くん?」
幸せなのも何もかも受け止めてほしくて
翔くんの腕の中に思いっきり飛び込んだら
俺の下で翔くんから呻き声があがった
躰を少しずらして覗き込むと
翔「げほっ…潤…いきなりは重いよ…」
眉を顰めて苦笑して
それでもしっかり背中に回してくれてる両腕が嬉しかった
潤「ごめんね?でも…受け止めてくれてありがとう♪」
両腕をついて躰を起こして
翔くんの隣に転がると
呼吸を整えながら翔くんが首だけで俺の方を向いた
潤「翔くん」
翔「ん?」
潤「ちゃんと翔くんの傍に来たよ?」
ふふっと笑いながら翔くんと視線を絡めると
ふっと翔くんも微笑ってくれて
翔「うん…おいで?」
さっきしてくれたみたいに
俺の方に躰を向けて少し腕を広げてくれたから
潤「うんっ」
勢いよくぎゅっとその腕の中に入ると
翔「ちょっ…だから勢いつけすぎ…」
また苦笑いしながら
ぎゅっとしっかり抱き締めてくれた
潤「ね,ちゅーして?」
そう言うと
翔「うん…」
お互いの背中に腕を回したまま
潤「んっ…んん…ふぁ…っ…」
唇が重なって
舌が絡み合って…
いつの間にか翔くんにシーツの上に組み敷かれていた