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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第41章 スターチス


Sho side

結局…報告じゃなくて
みんなにバレるっていう

俺達が十数年必死に守ってきたものが水の泡になるような…

ある意味…最悪のカタチだったはずだけど

心は温かいし
皆は笑ってくれてるし

幸せを感じられた

雅紀は俺たちが付き合い始めてすぐに気づいてたらしいけど…

ずっと黙っていてくれた

その優しさに
やっぱり心は熱くなった


これからは…
俺達二人の事も
嵐5人の事も
しっかりとみんなで共有して
支え合っていこう…

そんな決意が芽生えた

そう決意することで逆に…

寄りかかるんじゃなくて

嵐のための自分であろう…と
しっかり立って居よう…と改めて思えた

みんなの事も
潤の事も

今までよりもっと大切で…
もっと愛おしい存在になった


スタッフからの連絡で部屋を出ると
みんな“アイドル”の顔に変わる

智くんも,しっかり笑顔を作っていた

大丈夫…俺たちが居るし…
ニノが居るから…

そのニノの方が少し緊張してる…

でもニノにも…俺たちがいる事を
忘れないでほしい…

それから…

翔「雅紀…ありがとう…」

会場へ向かうまでの車で
隣に座って,改めて伝えた

雅紀は真っすぐ前を見ている

潤とはまた違うけど
純粋な綺麗な瞳だなって思う

雅「俺には皆が居るし…翔ちゃんもいつも支えてくれるし…でも…翔ちゃんもだからね…?」

綺麗な瞳が俺の方を向いた

雅「翔ちゃんにだって
皆がいるんだからね…?俺も…
もっと頼ってよ…」

目頭が熱くなって
思わず俯いた

翔「ん…ありがとう…」

嵐で良かった…
こんなに良い仲間達に出会えた

それだけでも俺の尊い財産だと思う

翔「雅紀が皆に伝えるときは…俺が傍にいるからね」

雅紀を支えたい…と心から思った

雅「ありがと,翔ちゃん」

くしゃっと笑う顔は綺麗だった
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