第41章 スターチス
Jun side
しっかり前を見て
ニノとの仲を明言した大野さん
その凛とした姿を見て
俺らもいつかあんなふうに報告したりするのかな…
大野さんとその隣で微笑ってるニノを見て
そんなことを思っていると
智「あ,そういえば翔くんさ
今朝あんな早くからどこにいたの?」
突然話の流れが俺らに…というか翔くんに向かってきて
慌てて俺まで口を挟んでしまった
買い物ってなんだよ…てか俺答えちゃおかしいじゃん…
どうしよう…と翔くんを見ようとした時
雅「もう隠さなくたっていいじゃん」
相葉さんの声に躰が固まった
潤「え…なんで知ってんの…?」
それしか言葉が出てこなくて
上手く思考が回らないうちに
周りでどんどん話が進んでいく
散々ニノに偉そうに言ってきた言葉とか
いろんなことが蘇ってきて
視線を皆から逸らしたまま
ニノの声も無視して
その場に思わずしゃがみこむ
でもその背中に温かい手のひらが触れて…
その温もりを感じた途端
混乱してた頭が落ち着いて
なんか…気持ちが楽になった
潤「うわー…まさか相葉さんにバレてたとか…まじか…」
でも…相葉さんにバレてたとは思いもしなかったなあ…
深く息を吐きながら立ち上がろうとすると
翔くんの手が差し出されて
その顔を見上げると
優しく笑っているから…
その手を握って立ち上がる
改めて皆の顔を見回すと
なんか面白くなっちゃって…
潤「…っ,ははっ…嵐やばいね」
思わず噴き出すと
つられたように皆も笑い出して
部屋に笑い声が満ちた