第39章 ヒマワリ
Sho side
俺が「ニノ」って言ったのは
あくまでも…そうだったらいいな…
という願望で…
まさかニノが本気だとは思ってなかった
でも思い返せば思い当たることもたくさんあって…
でも…智くんがどう思ってるかまではわからないし…
二人がもし付き合ってるなら
応援したいと思う
智くん…何考えてるのかよくわからないからな…
掴みどころがないから…難しいんだよね…
そんなことを一人考えてたら
腕の中の温もりが少し重くなってきた
翔「潤…?寝るなら布団入ろう?」
潤「んー……翔…くん…」
寝言みたいな声を出しながら
身を捩って俺に凭れてくる
その躰を支えてベットに横にして
自分もその隣に潜り込む
すぐに,当然のように
潤の腕が俺に絡んでくる
躰を引き寄せて
腕枕をしてその躰を抱きしめた
潤「翔くん…ニノのこと…応援していいでしょ?」
胸に顔を埋めながら,潤が呟く
翔「そうだね…ニノも,智くんも…雅紀も…皆で…幸せになりたいね…」
潤「ん…俺たちの幸せ分けてあげよ…」
翔「…そうだね…」
俺が返事をしたころには
潤は規則正しい寝息をたてていて
おれの躰を温めてくれていた
智くんもニノを好きだといいな…
そんな気はするけど
確信が持てないから
今度それとなく探りを入れてみよ
そんなことを思いながら
愛しい恋人を抱きしめて
俺も眠りについた