第39章 ヒマワリ
Jun side
翔くんから届いたメールの部屋番号と
ドアの前に書かれている部屋番号を確認して
呼び鈴を鳴らすとすぐにドアが開いた
背後でドアが閉まる音とともに
潤「んぅっ…ん…しょ,くんっ…靴…っ」
靴も脱ぐ前にキスが落ちてきて
舌が絡め取られる
甘い舌で口の中を弄られて…
潤「んっ…んん…ふぁ…っ」
膝がカクンと折れそうになった頃
唇が開放された
翔「はぁっ…風呂…はいろっか」
呼吸を整えながら靴を脱ぐ俺の腰に手が回ってきて
そのまま翔くんに寄りかかるようにして
部屋の中に入った
中はベージュ系を基調とした
落ち着いた雰囲気の部屋だった
荷物を置いてから
浴室に一緒にお湯を溜めに行く
翔くんがポケットから黄色い袋を出して
浴槽の淵に置くのが見えて
潤「それなに?」
覗き込むと…向日葵のバスソルト?
翔「この間買ったんだ
潤と使おうと思って…」
小さな向日葵がお湯に浮かぶらしいよ?
とその袋を渡されて
見てみると
お湯に溶ける向日葵の花が浮かぶと書いてて…
潤「使いたい♪ありがとう!」
どこかに翔くんが1人で行っていても
俺と使おうと
俺のことを思っていてくれているのが嬉しかった