第38章 ルピナス
Sho side
翔「んっ…んん…っ…はぁっ…ん…」
いつもより感じる…
いつもは潤を可愛がって
どんなふうに気持ちよくさせるか…とか
もっと可愛い姿を見たくて…
自分から舌を進めていくけど
今日は潤の舌に素直に翻弄されてみる
そしたら…躰がどんどん熱くなって
自分じゃコントロールが効かない…
いつもならある程度まで保つ理性も
…最初から…ない…
翔「ぁ…んん…潤…っ…もっと」
躰の向きを変えて擦りつけると
お互い…もう中心は形を変えて
熱くぶつかり合う
潤「はぁ…ぁ…待って,出よう?」
潤の言葉に首を振る
翔「やだ…もっと…」
きゅっと抱き着いて
腰を揺らしながら
潤の首筋に吸い付いた
潤「ぁ,ぁ…待って…のぼせちゃうから…」
俺が抱き着いたままの状態で
潤は俺を抱きかかえて浴槽から上がった
潤「翔…?お願い…出てからシよ?」
顔を覗かれて可愛くお願いされた
…ずるい…
カッコいいのに可愛いから
ワガママ…押し通せないじゃんか…
翔「ん…じゃ…早く出よう…」
潤から離れて今度は自分から手を引いて浴室を出た
躰を拭いて…バスローブを羽織って
潤のバスローブを潤の肩にかけて
ぎゅっと抱き着いた
翔「ね…こんな俺…やだ?」
帰ってからずっと
こんな調子で甘えてて…
今更ではあるんだけど…
ワガママばっかり言ってるから
少し不安になってきた
やっぱ…潤にとっては
らしくないかな…?
こんな俺は…
考えたら
不安が大きくなって
潤の背中に顔を埋めた
潤はそれに答えるように
俺の腕を持って
躰の向きを変えて
俺をギュッと抱きしめてくれた