第37章 アンスリウム
Jun side
翔「おいで?」
広げられた腕の中に抱きつくと
ぎゅっと抱き締められる
でもすぐに腕を緩められて
躰中を優しく撫でられて…
潤「んっ…ふ…翔くん…っ」
それが擽ったくて身を捩ると
翔「感じちゃう?」
口角をあげて笑う顔が覗いてくる
潤「ちがっ…擽ったいの…っ」
恥ずかしくて翔くんの瞳から逃れて
首筋に顔を埋める
翔「これも…擽ったい?」
翔くんの膝の上の双丘を
ふわふわの下着の上から撫でられて
潤「あっ…」
甘い刺激にピクンと躰が跳ねると
翔「可愛いね…潤…」
尻尾も一緒に動いてるよ?
耳元で囁かれて
翔くんの熱い舌が耳朶をペロっと舐めて
潤「ぁぁ…っ…」
羞恥の熱さとは違う熱が躰に流れてきた
ふと視線を下に落とすと
緩く反応している中心が
黒い小さな下着の上から丸わかりで…
バレないようにゆっくりと少しだけ腰をひいた
でも
すぐに腰を引き寄せられて
下着の中で擦れて
潤「んぁ…」
声が漏れた
ふふっと笑った翔くんに頬を包んで視線を合わせられる
翔「潤?猫は“にゃあ”って鳴くんだよ?」
潤「やっ…俺猫じゃなっ…」
そんなの言えるわけがないと思うのに
翔くんの瞳に見つめられて
そんな力あるわけないのに…
翔くんの猫のような気分になる
翔「“にゃあ”って鳴いてみて…?」
するりと晒されてる背中を撫でられて
潤「んっ…にゃぁ…っ」
思わず口から猫の鳴き声が漏れた