第4章 アゲラタム
Sho side
たしかに日焼けを引き合いにだしたのは俺だから…
潤「海にこのまま行ったら
確実に焼けちゃうよ」
というのは潤の言うとおり…
でも…
「塗ってあげる」と躰を触られれば
せっかく抑えていた煩悩は一気に放たれて
背中を滑る潤の手に
俺の躰はしっかりと反応して熱を溜める
それでもなんとか腕まではやり過ごした…
そんな自分を褒めてやりたい…
でも…
目の前に潤が回ってきて
向かい合うと
ドクンと躰中が心臓になったように脈を打った
断っても,遠慮するなと言って
潤の手が胸から下へ降りていく
全身を使って脈打った血液は
当然のように下半身に集中するわけで…
潤「え…ぁ…翔くん?」
潤が水着を押し上げる
俺のモノにようやく気付いた時には
到底,我慢なんてできなくなっていた
翔「オマエが悪い」
そう言って俺の上を滑る潤の手を引き寄せて唇を奪った
潤「んんっ…ふぁっ,まって…外っんんっ」
慌てる潤の頭を引き寄せて
躰を反転させ
唇を塞ぎながら
テントの奥に押し倒した
翔「責任とれよ…」
荒い息を吐いて俺を見上げる潤に
俺自身はさらに熱を増していた