第27章 チョコレートコスモス
Sho side
目を開けるとカーテンの外が明るくなっていて
隙間から差し込む光で少し頭が痛かった
二日酔いみたいだな…
無理矢理躰の熱を上げていたわけだから…しょうがないけど…
まだ躰が怠い…
潤は胸の中でしっかり俺に抱きついて
しがみ付くように眠っていた
いつもストイックに仕事をこなして
なんでも完璧を求めて
自分に厳しくて…
ふふ…こんな甘えん坊の潤…誰が想像するだろう…
それだけでちょっと優越感に浸れる
ちゅっ…っと音をたてて
潤の顔にキスを落としていった
俺だけの潤…
望むならどんな俺だって見せるよ…?
潤だけの俺だから
潤「ん…っ…しょ…くん…?」
翔「あ,起きた…?」
潤「ふふ…おはよー」
まだ寝ぼけてそうな声でギュッと抱きついて
頬にちゅっとキスをくれる
潤「ん…ぁ…いった…」
不意に俺の方へ伸ばした身体を
そのまま丸めて蹲った
翔「どーした…?」
潤「…腰…いた…ってか変…」
赤い顔をした潤が俺を上目遣いで見上げた
翔「変…??」
潤「うー…なんか…俺のナカに翔くんがいて悪さしてる感じ…」
…オイ…悪さ…って…俺はバイ菌ですか…?
…って言っても…俺のせいであることに間違いはないし…な…
翔「オナカ痛い…?」
手を温めて腰をさすると
胸に顔を埋めて小さく首を振った
潤「それ…気持ちい…」
またキュッとしがみ付いて
凭れてくる潤をそっと抱きしめて
俺の痕が残る躰をできるだけ優しく労わった