第26章 キキョウ
Sho side
潤「はぁ…っ,ごめ…なさ…はぁ…俺がシたいって…言ったのにっ…はぁ…っ…」
涙を零しながら謝る躰は震えていて
本当に無理をさせてしまったことを思い知った
翔「…大丈夫だから…ごめん…」
髪を撫でながら熱い躰を抱きしめた
しばらくすると呼吸が少し落ち着いて
規則正しい寝息に変わる
…はぁ…ごめん…
心の中で謝りながら冷たくなったお湯を取り換えて
熱いタオルで潤の躰を綺麗にした
熱く火照った躰を拭いて
服を着せながらも
潤が身じろぎ,布が擦れる度に
ドクンと自分の躰に熱が回る
…だって俺…イッてないんだもん…
悪いとは思っていても
躰はいまいちコントロールがきかない…
…だって…熱っぽい潤…艶があってエロいんだよな…
言い訳ばかりがわいて出てくる
いつの間にかとれてグチャグチャになった冷えピタを取り換えて
そのままそっと唇を重ねる
翔「っ……はぁ…」
その柔らかさに中心の熱は溜まる一方で
翔「っ…っ…はぁ…潤っ…っ」
さっきまでの乱れた潤を思い出し
ソコに手を伸ばせば
動きを止めることはできなかった
翔「っ…ぁっ…っ潤…っ…ふっぅ…っ」
片手で潤の手を握りながら
力の抜けた乱れた姿を思い出すと
あっという間に熱は高まり,果てた
翔「っ…はぁ…」
久しぶりに自分で処理をした…
潤と居ればそんな必要も無かったし
仕事で長期離れる時くらい…だったかな…
でも…やっぱり一人でシた後は虚無感に襲われる
そして今は,熱を出した潤にまで欲情してしまうことの罪悪感…
翔「…っとに…我慢できねーな…」
はぁ…と深いため息をついてから
汚れた手を拭いて
潤の隣にもぐりこんだ