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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第24章 アイビー


Jun side

「乾杯っ」

3人の声が重なって
手に持った3つの缶がぶつかる音も
それに重なった

斗真の家に来たことはあるけど
斗真の料理は俺も初体験で

目の前の皿に盛られた料理に
ちょっとワクワクしながら手をつける

…意外と美味いじゃん

でも素直に口にしようとした感想は

翔「うまっ!」

翔くんの声に遮られて

「ほんとっ!?よかったあ!いっぱい食べてね!」

嬉しそうな斗真の声に

翔「まじで美味いよコレ!斗真すげーな!」

あんまり翔くんが褒めるから

潤「俺だってこれくらい作れるし」

感想の前に対抗心が出てきてしまった

「コレ自信作だから!食ってみろって」

翔くんが大絶賛してた唐揚げを
笑顔の斗真に目の前に差し出されて

1つ口に入れてみる

…美味いよ?美味いけどさ

潤「俺ならもっと上手に出来るし」

嬉しそうな斗真と
美味しそうに料理を口に運ぶ翔くんを
見ていたら素直な感想は出てこない

「じゃあ作ってみる?」

斗真も負けず嫌いなとこがあるから
俺の言葉に挑発される

翔「潤の唐揚げも美味しいよ?すきだよ?」

だから落ち着けよって宥める翔くんの言葉が
俺の中でキッカケになった

潤「お前のより絶対美味く作るから」

そう斗真に宣言して

潤「翔くん,どっちのが美味しいか決めてね?」

「同じくらい,はなしだよ?翔くん」

斗真と2人でキッチンに入った
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