第24章 アイビー
Jun side
翔くんも俺も午後から仕事がなかったから
翔くんの家でゆっくりしながら
ご飯を食べて…お風呂に入って…
ベッドの中で翔くんの腕の中で
服も着ないままうとうとしていると
枕元に置いた携帯が振動した
潤「誰だよ…」
翔くんとの時間を邪魔されて
小さく文句を言いながら
画面の明るさに眉を顰める
メールの差出人は斗真で…
潤「斗真か…」
そのまま携帯を戻そうとすると
翔「斗真?見てあげなよ」
メールを無視しようとした俺に
翔くんが苦笑して携帯を俺の手に戻す
潤「だって…」
画面を見えないようにするために
少し離れてる距離が淋しくて
携帯を握ったまま翔くんの胸に顔を埋めると
ころんと躰を転がされて
翔「ほら,こうしてるから…」
後ろからぎゅっと抱き締められた
それが嬉しくて
ふふっと笑みを零しながら
メールを開くと
[☆招待状☆]の文字
読み進めていくと
俺と翔くんの付き合ったお祝い,と銘打った
斗真の家での宅飲みのお誘い
携帯を翔くんに渡すと
翔「読んでいいの?」
そう聞くから頷いて返して
潤「絶対翔くんと呑みたいだけだよアイツ…」
そう言いながらも
楽しみで緩む顔を翔くんの胸にくっついて隠した