第22章 グラジオラス
Jun side
気持ちいい夢の中…
下半身が温かいモノに包まれて
夢とは違う気持ちよさが襲ってくる…
ピクン…ピクン…と
気持ちよさが流れ込んできて
潤「…ぁっ…はぁ……ん?」
甘い快楽に重たい瞼を開けると
翔「おはよう」
潤「えっ…翔くんっ…?ぁっ…んっ…」
脚の間に翔くんがいて
状況を理解する前に
寝起きの敏感な躰に
大きな刺激を与えられて
潤「ぁあっ…ぁ,まって…ん,ぁぁっ…」
抵抗する間もなく
翔くんの口の中に熱を吐き出した
呼吸を整えていると
翔「潤,起きて?」
布団から出てきた翔くんに
唇が重なるだけのキスを落とされた
視線を動かすと
まだカーテンの向こうは暗くて
潤「起きてって…今何時…?」
手探りで探した携帯の画面には
AM5:20
あれ…今日って確か……
時間を見てようやく頭が働いてきて
潤「あ…ごめん…」
こんな早くに変な起こされ方されて
若干イラっとしてたのも飛んでいった
翔「もう慣れたからいいよ」
笑いながら翔くんが抱き起こしてくれるから
それを支えに起き上がって
潤「シャワー浴びてくる…」
寝室を後にした
寝坊したお詫びに運転するって言ったのに
いいからって助手席に詰め込まれて
オフを満喫する旅に向けて車が発進した
翔「朝飯どーする?コンビニでいい?」
翔くんの問いかけで思い出して
カバンを漁って包みを渡した
潤「おにぎり作ってあるから,食べよう?」
ペットボトルのお茶もドリンクホルダーに置くと
翔「ありがとう」
って翔くんの笑顔が
朝日が眩しくていつもより輝いて見えた