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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第16章 ニリンソウ


Jun side

「久しぶりに翔くんに会えて楽しかったわ」

また呑もうなーって
終始楽しそうにした斗真がタクシーから降りて

次の行き先を運転手に告げて
俺は深くシートに背を預けた

どうしても小さないくつかのモヤモヤが
心から消えてくれない

斗真は翔くんをそんな風には見てないし

翔くんが俺を好きでいてくれているのも知ってる

メンバーなら平気なのにな…

多分“親友の斗真”にだからこそ
抱いてしまう小さなヤキモチ


潤「…あ,ココでいいです」

家の付近で降ろして貰って

マンションのエントランスに入ったとき

「おかえり,遅かったな」

後ろから声が聞こえて
思わず肩がビクっと跳ねた

振り返ると

潤「…翔くん?」

お疲れって笑う翔くんがいた

どうしてここに?とか疑問はあるけど

とりあえずエレベーターに乗って
素早く2人で玄関に入った

でも2人になった途端
そんな疑問なんかより

翔くんに触れたくて

つまんないヤキモチを沈めて欲しくて
翔くんは俺のって安心したくて

靴も脱がないまま

翔くんの首に腕を絡めて

翔「んぅっ…ん…んん…」

深く舌を絡めて唇を合わせた

翔「んっ…ちょ,潤っ…」

唇を離されて
とりあえず部屋行こう,という
翔くんの言葉を無視して

潤「もっと…」

もう1度舌を絡め合わせた
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