第12章 ケイトウ
Sho side
夢みたいな空間と時間の流れに
時折,怖いと思うことさえある
でもすぐ傍には
いつでも抱きしめられる
温かいぬくもりがあって
「傍にいるよ」と囁いてくれる
翔「…これ…ホテルのサービスだって」
お風呂上りに思い出して
冷蔵庫から出したイチゴのホールケーキをサイドテーブルに置いた
プレートには
Congratulations on your 5th anniversary!
と書かれている
潤「ふっ…もう何がきても驚かないかも…」
無邪気に笑いながら
潤は時計をもう一度腕に付ける
大事そうに眺めてるのが嬉しくて
後ろから抱きしめた
翔「そう言わないで…もっともっと…でしょ?」
耳元で囁くとピクンと肩を揺らして頷いた
そのままキングサイズのベッドに潤を座らせる
翔「でも…潤はモンブランのケーキいっぱい食べてたもんね…」
レストランでは潤の大好きなモンブランがデザートとして用意されて
瞳をキラキラさせて,いくつも食べていた
翔「じゃ…コレは俺が食べてもいいかな?」
生クリームを指ですくって
潤の鎖骨にのせる
潤「あっ…ちょ…ぁっ…んっ」
すぐに,ソレを舌で舐めとった
潤「はぁっ…食べ方…変っ」
頬を赤く染めて抗議するけど
可愛いだけ…
翔「美味しいよ?」
潤のバスローブを解いて
生クリームを滑らせ丹念に舐めとった
潤「あっ…はぁっ…んんっ…」
胸の尖りがぷっくりと硬くなっているのをあえて避けて
その周りに生クリームを塗りこみ
何度も舐めとると
もどかしそうに身を捩る
潤「…はぁっ…あっ…翔く…んっ…」
翔「ん?…潤も食べたい?」
すくったクリームを口元に持っていき
そのまま唇を舐めとった