第11章 デイジー
Sho side
俺の上で脱力する躰を
あまり力の入らない躰で抱きとめた
翔「はぁ…っ…」
潤が少しだけ動いて俺を見上げる
潤「また…幸せ逃げるよ?」
悪戯っぽく微笑んで
ギュッと抱きついてくる
翔「逃がさねーよ?」
潤の躰に回した腕を
グイッと引き寄せる
潤「あっ…んっ…」
まだ繋がったままの潤の中が
キュッと締まって蠢いた
翔「ふっ…はぁっ…潤が離してくれなさそう…」
胸の上の柔らかい髪を撫でると
ゆっくり身体を起こして顔に近づいてくる
潤「離さないよ…翔…」
唇が触れるくらいの距離で囁いて
そのまま塞がれた
翔「んっ…ふふっ…自分で言って照れるなよ…」
潤「う…るさいなっ…」
真っ赤な顔を隠すように
肩に顔を埋めてくる
その髪を撫でて
またギュッと抱きしめた
翔「…ありがと…愛してる…」
潤「俺も…愛してるよ…ありがとう…」
何度も唇を重ねつつ体制を入れ替えて
絡みつく潤のナカから自身のモノを抜く
潤「あっ…も…ナカ痺れてる…」
ビクンと躰を揺らし身じろぐ姿は綺麗で
ドキンと鼓動が高鳴るのを感じる
翔「もう一回呑む?」
笑って言うと「バカ」と真っ赤な顔を隠す
翔「潤?…顔見せて?」
顔の上の腕を外すと
恥ずかしそうに俺を見上げてきた
翔「…潤が傍で笑っててくれたら
もう何もいらないや…」
見つめながら思わず呟くと
一瞬目を見開いて俺を見て
天使みたいな笑顔を向けてくれた
またドキンと心臓が跳ねる
潤がトガって俺を見てくれなくなると
何も手につかなくなるんだよ…?
けんかしてても
素肌だきしめても
うれしそうな君を見ていたいと気づく…
* To be continued ...