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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第8章 マリーゴールド


Sho side

熱を吐き出して
整わない呼吸のまま
絶頂の余韻でビクンと跳ねる躰を
抱きしめた

翔「はぁ…大丈夫?」

潤「ん…気持ち…良かったぁ…」

しみじみと言う潤の言葉に
顔を見合わせて笑った

翔「潤…好きだよ…好きすぎてどうにかなりそうなくらい…潤が好き」

ギュッと胸の中に閉じ込めるように抱きしめた

腕の中の温もりは空気を求めて身じろいでいる

潤「はぁっ…苦しいよ」

顔をあげて酸素を吸いながら笑って
俺の腕の中から這い出してくる

潤「俺も…翔くんが好き…何よりも翔くんが大切だよ」

今度は潤の胸にギュッと顔が引き寄せられた

息苦しいけど,こうして抱かれるのも
案外悪くないなと思う

いつのまにか頼れる男になっていた潤に気づかなかった

引っ張らなきゃいけない,とか
守らなきゃいけない,とか

無意識に潤の前ではカッコつけて
自分の弱い部分を見せないように
頑張ってたのかもしれない…

甘えてみるのも
カッコ悪い部分を晒すのも

潤にならいいかな…と
今ならそう思える

翔「ね…二人の時はさ…翔って呼んで?」

いつもとは反対に見上げて言うと
潤の顔が赤くなる

潤「え…あ…うん…しょぉ……くん」

緊張しながら言うけど
結局最後に“くん”をつけちゃう
そんな潤も可愛い

翔「まぁ…そのうちね…」

笑って,また潤の胸に顔を埋めた

もう…大丈夫

潤が俺の隣で笑っていてくれたら
俺は俺で居られるから

潤「翔…?」

愛しい人の声が
見上げる俺に優しく響いてきた

俺もありのままを伝えたいよ

翔「ずっと…傍に居てね…」


潤が教えてくれたから…


…大切なのは

偽りの無い素直な気持ち……




*To be continued....
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