第64章 ニシキギ

Jun side

ドMじゃないと…自分では思ってる

でもそれが翔くんにされることならちょっと別…

無理矢理はしないってわかってるから…

翔くんに触られれば気持ちいいから…

翔「キレイだよ…潤」

ボールを咥えさせられた俺の唇を翔くんが舐める

潤「んっ…ふ…」

そのまま唇が降りていって
縛られた躰のいろんなとこにキスが落ちていく

潤「ん…ん…っ」

まともに動かせない躰がシーツの上で跳ねて…腰が揺れる

俺の躰から顔を上げた翔くんが
またひとつ道具を手にとった

それを見て思わず躰が強ばる

潤「んーっ…やら…っ」

翔「きっと潤なら気持ちよくなれるよ…?」

言いながら手に持ったものに
翔くんがライターで火を灯す

ゆらりと揺れる炎とともに
少しずつ白い棒が溶けてきて…

潤「やらっ…ぅー…っ」

首を振って訴えても

躰の上で傾けられたそれから
ポタリ…と溶けた蝋が落ちてきた

潤「んぅっ」

一瞬焼けるような熱さに躰が跳ねて…
でも痛くはない…

翔「ふふっ…感じてるんでしょ?気持ちよかった?」

そう言って翔くんが触れた中心は
とろとろと蜜を蕾の方まで垂らしていた

潤「んん…っ」

また傾けられて
今度は胸元に蝋が落ちてくる

熱いのに…快感も多少あって…

翔くんの持つそれから視線が離せなかった