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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第64章 ニシキギ


Jun side

片付けを終えてリビングに戻ると
ソファの上に黒い袋が置いてあった

潤「なにこれ?」

さっきまではなかった袋が気になって
手に取ってみたけど
中身はよくわからない…

開けてみてもいいかな…

未だにどこか違和感のある翔くんも気になっていたから
何かわかるかもしれないと
袋についたリボンを解いた

潤「…っ,これ…」

袋の中に入っていたのは
ムチとか猿轡とか…ロウソクとか…
所謂SMグッズ…?

それと一緒に入っていた一枚の紙

どうやら本格的な物ではなくて
ムチは思いっきり振らなければ跡がつくこともないし
ロウソクも火傷はしないモノらしい…

翔「…気になる?」

いつの間にかその説明書を真剣に読んでいて

突然翔くんに声をかけられて躰が跳ねた

潤「っ,翔くん…コレ…」

翔「使ってみる…?」

くっと手を引かれて
片手に袋を持った翔くんに寝室に連れていかれる

潤「ちょっ…待って…」

寝室に入ると
ベッドに座るように押されて
思わず後ずさる俺に翔くんが迫ってくる

その翔くんの瞳には
いつもと違う熱が灯っていて…

バラっと広げられた初めて見る道具にも
その瞳にも…

ドクっと心臓が揺れる…

怖いけど…翔くんになら…されてもいい…されてみたい…

絶対嫌がることは強行しないってわかってるから…

視界を奪われて
喋ることもままならなくなって

耳元で聞こえる翔くんの声に躰が熱くなった
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