第63章 ウィスキーフロート
Ken side
健「んんっ…んぁ…」
舌を吸われて
背中がゾクゾクして
キュッと斗真にしがみ付いた
斗「健くん…」
すぐ近くに熱の灯った瞳がある
健「シよ…?」
斗「明日…仕事ですよ…?」
健「我慢できんの?」
斗「……ベッド行きましょうか…」
素直な斗真に思わず噴き出した
斗「…笑わないでくださいよ…」
健「だって…斗真可愛いんだもん」
笑いの止まらない俺の手を引いて
足早に寝室に行くと
少しふくれっ面で俺をベッドに押し倒した
斗「健くんのせいですよ…」
健「あっ…んっ…ちょ…いきなり?」
押し倒すと同時に中心に伸びてきた手が
ズボンの上から撫でまわす
斗「だって…我慢できませんもん…」
もん…って…
健「あんっ…はぁっ…可愛いすぎでしょ…」
斗「可愛いのは健くんですっ」
少し頬を赤らめて
上目遣いで俺を睨んでくる
健「今は斗真のが……んんっ…」
言い返そうとした俺の唇を
斗真が少し強引に塞いだ
健「んぁ…はぁっ…ずるい…」
斗「もう…黙っててください…」
いつもどこか遠慮がちに触ってくる斗真が強引にことを進めるのは初めてで
ほんの少しだけど
いつもと違うことに
なんだかドキドキしてくる
あっという間に全部脱がされて
斗真もさっさと服を脱ぎ捨てて
ぎゅっと強く抱きしめられた
健「あっ…ん…」
肌の触れ合う心地よさと
刺激されて緩く立ち上がったモノが
斗真のそれと擦れて
甘い快感が躰の奥から広がっていく
斗「健くん…大好きですよ…」
健「ふふ…俺も…愛してる…」
もう一度ゆっくり確かめる様なキスをして
そのまま斗真の唇が俺の首筋へと降りていくのを
躰全部で感じていた