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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第59章 スイカズラ


Sho side

しばらく2人で重なったまま抱き合った

離れたくなくて…
そのまま

潤のナカを感じながら…

翔「はぁ…潤…大丈夫…?」

潤「うん…怖くない…翔くんが居てくれたら…大丈夫…」

その言葉で俺の躰から力が抜けた

潤「んぁっ…ぁぁ…」

思わず倒れ込むと潤のナカから塊が抜け落ちた

翔「はぁ…潤…じゅん…」

もう何年も一緒にいて…
どれだけの時間を潤と歩いたんだろう? 

いろんなものを乗り越えて
その都度…変わってく景色の中 

色を重ねて行く度に…
俺の世界は輝いて見える…

潤「翔くん…ごめんね…?」

いろんな意味が込められてるんだと思う…
俺はその言葉にはっきりと首を振った

手を握って抱きしめるとちゃんと温もりを感じる

辛かった痛みなんかないみたいに包み込んでくれる

翔「潤…ありがとう…」

たくさんの意味を込めて
耳元で囁いた

傍で…涙の零れる音がする

忘れてしまっても…
繋がるモノがあった

だからこそ…強い絆で結ばれてるんじゃないか…
そんな風にさえ思える…

抱きしめて…
抱きしめてくれて

…潤は今ここにいてくれる

それだけで十分…

翔「風呂入ろっか…」

短い前髪を梳くようにかき上げながら言うと
長いまつげをパチパチさせて
照れたように頷いた

全部いつも通り…

抱き上げて浴室に向かう

「歩けるっ」と身じろいで
でもギュッと抱き着いてくる

お決まりのやり取り
それがすごく幸せで…

この積み重ねが俺達を築いてる…


翔「潤…ナカ,綺麗にするよ?」

潤「あっ…んぁぁっ…やぁ…そこダメっ…」

翔「綺麗にしてるだけだよ?」

潤「んやぁ…翔くんのバカっ…」



たとえ小さくても確かなものを 信じてる

君を感じてる 共に生きてゆく


僕はいつでも そばにいるよ






* To be continued ...

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