第58章 ストック
Jun side
何度もチャイムが鳴って
どんどんみんなが集まってくる
昌「久しぶりー元気か?」
松岡くんを出迎えたときは
ポン…と肩を叩いてくれて
潤「ご迷惑おかけしました…」
言いながら笑顔を返すと
ふっと笑ってくれた
あの日に会ったときは
触られるなんて考えられなかったもんな…
それぞれが持ってきてくれたお酒やつまみが
テーブルに並び始めて
好きなように過ごしてる中
翔「潤?どうした?」
リビングを出ようとすると
翔くんに声をかけられた
潤「ん?着替えてくるだけ」
今日は朝から掃除を済ませて
揚物をしたり…と準備をしていたから
暑くて汗ばんでいた
それだけ言って寝室で着替えていると
ふわっと後ろから抱き締められた
潤「汗くさいよ?」
笑いながら振り向くと
潤「んっ…」
ちゅっと小さな音をたてて唇が重なった
翔「疲れてない?大丈夫?」
あの日から…よく聞いてくれるこの言葉
潤「大丈夫だよ?久しぶりにいっぱい集まって…楽しいね♪」
そう言って
新しいシャツを着てから
翔くんの方を向いてぎゅっと抱きつくと
ふわふわと髪の毛を撫でてくれた
さっき触れた唇も…
抱き締めてくれる手も…
数週間前…あんなに怖かったのに…
いつからだろう…怖くなかった…
想いは変わらないまま…
*To be continued....