第56章 アセビ
Jun side
潤「はぁ…っ…」
荒く息を吐きながら
翔くんに凭れかかると
翔「はぁ…潤…大丈夫?」
躰を柔らかく抱き締めてくれながら
片手で躰にシャワーがかけられた
潤「ん…大丈夫…」
そのままお互いの躰の汗と白濁を流して
お湯の溜まった浴槽に二人で浸かった
翔くんの足の間に座って
後ろから翔くんが抱き締めてくれる
潤「翔くん…すきだよ…」
少し後ろを振り返って言うと
翔「俺もすきだよ…潤」
唇が重なって
水音が浴室の中に響く
潤「んぅっ…ん…」
唇が離れると
ぎゅぅっと抱き締められて
翔「メイドさんも可愛かったけど…やっぱり潤の方が可愛い…」
首筋に翔くんの顔が埋まった
あったかいお湯に浸かって
あったかい腕に包まれて
久しぶりに過ごす翔くんとゆっくりできる時間…
幸せなんだけど…
戯れるように
時折頬とか首筋とか…
ちゅっとキスを落とされると
また躰も熱くなってきそうで
潤「んっ…も,また我慢できなくなるからだめ…っ」
翔くんの腕を解いて浴室を出ると
追いかけるようにあがってきた翔くんが
バスローブを肩にかけてくれた
翔「我慢しなくてもいいよ?」
耳元で囁くように言われて…
俺だってまだ触り合っていたいけど…
潤「躰もたないよっ」
翔くんにもバスローブを押し付けてから
躰を拭きながら寝室に向かった