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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第53章 ダイヤモンド


Satoshi side

和「二人で横浜なんて初めてかもね」

もうすぐ着くと思うよ?と
運転しながらカズに声をかけられて

智「運転疲れてない?」

聞きながら思わず助手席で姿勢を正した

左側のポケットに手をいれると
二つの金属に指先が触れて

一気に緊張が高まってきた


しばらく車が走って
停められたのは翔くんたちが教えてくれた
横浜の公園の駐車場

和「ここだよね?」

言いながらエンジンを切るカズに

軽く触れるだけのキスをして

智「運転お疲れ様…」

一緒に車を降りた

和「行きたいとこってどこ?」

俺の少し後ろを歩くカズに

智「うん…ちょっと」

なんて言っていいかわからなくて
それだけ言ってその場所を目指した


行きたいところがあるから
一緒に来て欲しい…とだけ言って
カズに運転してもらってきたココ…

この先に何があるか
知らなかったらしいカズに
まだそのことは言ってない


少し歩くとようやくそれが見えてきた

ちょっと古くは見えるけど…
充分キレイな十字架の掛かった建物

翔くんに教えてもらったとおりで

ココで二人が愛を誓ったんだと思うと
余計に緊張が増した

智「着いた…」

建物の前で言って
無言でその建物を見上げてるカズの手を握る

ぎゅっとしっかり指を絡めて
白いドアを開けた
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