第51章 カーフ
Masaki side
結局また松にいに迷惑かけて
申し訳なさすぎて落ち込んでたら
濡れたシャツを脱がされて
目の前には上半身裸の松にいがいた…
俺の予定では…
一番風呂に松にいに入ってもらって
ゆっくりしてもらおうとしてたのに…
いきなり…明るいところで裸見られるなんて
恥ずかしいけど
ここでこうしてても風邪ひいちゃうから…
雅「先に…入ってて…っすぐ行くから…っ」
松にいを浴室に押し込んで
下半身にしっかりタオルを巻いてから入った
昌「気持ちいい?」
雅「んー…上手だね松にい…」
椅子に座って松にいが髪を洗ってくれて
背中も流してくれて…
結局やってもらってばっかりだけど
絶妙な力加減が気持ちよくて緊張も解れてくる
昌「おいで…雅紀」
だからリラックスしたまま
浴槽の中で松にいの胸に躰を預けて
でも
その腕が俺のお腹に回ってきて
忘れてたドキドキが蘇ってきた
昌「まー…好きだよ…」
後ろから囁く松にいの吐息がかかって
躰がどんどん熱くなってくる
雅「んっ…好きだけど…っ待って…っ」
躰を捩って逃れても
火照ってきた躰に上手く力が入らなくて
だんだん頭もぼーっとしてきて…
昌「熱い…?そろそろあがろうか…」
するっと肌を撫でられながら
そう言われた時には
雅「ん……あつい……」
まともに返事をすることもできなかった