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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第51章 カーフ


Masahiro side

目の前ではしゃぐ雅紀にキスをした


可愛くて仕方なかったから…

つい…我慢できなくて…


唇を塞がれたまま…
雅紀の目が大きく見開いて
俺を見てるのが
目を閉じていてもわかる

でも…そのまま何も反応しないから

薄く開いた唇に舌を差し込んだ

雅「…っ…ん…」

雅紀から小さな喘ぎが漏れてくる

構わず口内を舐めまわして
舌を絡めた

雅「っんんっ…ぁん…はぁ…んぁっ」

ちゅっと強く舌を吸うと
雅紀の躰から力が抜けて
膝から崩れ落ちた

昌「っ…と…」

それを抱きかかえて支えて
ソファに座らせた

小さなボックスの部屋の中には
雅紀が歌ってとせがんだ
「花唄」が歌われることのないまま
流れ続けていた…

座らせた雅紀を覗くと
呆然としたまま俺を見てる

金髪に近い茶色の髪の毛が
少し,瞳を隠していた

なんて言えばいいのかわからなくなって

俺もジッと雅紀を見た


昌「もう…女の子とキスしたい…なんて俺に言うなよ…」

花唄が終わる頃…
ようやくそれだけ言った

別に…女の子との憧れを話す雅紀を嫌だとか…そういう想いじゃなかった

ただ…なんでもない事を
大げさに笑いながら話す雅紀が可愛くて

だから,キスをした

雅紀はまだ固まったまま
ずっと俺を見つめていた
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