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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第49章 カカオフィズ


Toma side

ぎゅっと突然手を掴まれて…

好きだと…言われた…

その言葉は俺にとって嬉しいのに…
また頭が混乱する…

それは…坂本くんに俺が似てるから…?

坂本くんへの想いは叶わないから…
だから…俺の隣にいたいの…?

でも…

健「会えない間,斗真のコトずっと考えてた…ずっと斗真に会いたかった…俺が好きなの…斗真だけだから…」

俺にそう伝える健くんの瞳は真剣で…

でも…じゃあ…坂本くんは…?


仲居さんが酒とつまみを並べるのを横目に
健くんに握られた腕をぎゅっと自分で握った

「ごゆっくりどうぞ」

そう言って出ていくのを確認してから

斗「…ほんと…ですか…?」

出した声は掠れて震えていた

健「うん…本当だよ…俺は斗真が好き…」

でも…健くんはしっかりとした声で
俺の目を見て伝えてくれる

そこにはやっぱり嘘なんて全然ない…

まだライバルだった頃も…
好きだと気づいてからも…

ずっと見てきたからわかる…

俺も好きだと伝えたいけど…

でも…言えない…
だって…

斗「坂本くんは…?好きじゃないんですか…?」

健くんがずっとどれだけ
坂本くんを想っていたのか知ってるから…

しっかりと健くんの瞳と視線を絡めて聞いた
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