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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第49章 カカオフィズ


Toma side

潤に「翔くんと健くん来るってー」と言われて

落ち着かなくなる心臓を
なんとか紛らわせようとしていると

「そんな斗真久しぶりに見たかも」と
イタズラぽく笑われた

でも…なかなか仕事で会ったりできないし

“ライバル”の健くんを
飲みに誘ったりなんてできないから

少し強引なかんじもあるけど

それでも潤の優しさが嬉しかった

でも素直にありがとうとは言えなくて

斗「お前が翔くんに会いたいんだろ?」

お返しに揶揄うと

潤「は?ちげーしっ」

そう言って頬を染める

そんなふうに笑い合っているうちに
落ち着かなかった心臓が少し普通に戻っていた


でも健くんと翔くんが
俺たちのいる席に来て

当然のように翔くんは潤の隣に座る

だから必然的に健くんは俺の隣に来て…

健「お疲れー」

ふわっと香る健くんの匂いが鼻に届いて

また心臓がドクンと跳ねた

潤「翔くんもお疲れ様,ビール?」

向かいでは一定の距離を保ちながら
潤が翔くんに飲み物を聞いて

固まったように動けない俺にチラリと視線を送ってきた

斗「あ…健くんもビールでいいですか?何か食べます?」

そう言いながらメニューに手を伸ばすと

同時にメニューを取ろうとしたらしい
健くんの手とぶつかって…

斗「あっ…すみませんっ」

一気に顔に熱があがってきた
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