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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第48章 ストロベリー


Jun side

ほんとに…最悪だ…っ

俺の方が愛されてるとか言ったり

あげく人前で最後までシて…

声だって聞かれたし
見られた…だろうし…

潤「ぁあぁぁあっ…!」

髪の毛を両手でぐしゃぐしゃにしながら
全てを吐き出すように声を出すと

翔「もう…」

苦笑しながら翔くんに抱き寄せられた

落ち着かせてくれるように
トントン…と躰を優しく叩かれて

翔「起きるよ?」

そのまま抱き起こされた



潤「俺…朝ごはん作る…」

寝室を出て
翔くんの後ろをついて歩きながら言うと

翔「わかったよ」

また苦笑されながら

翔「おはよう」

そう言って斗真たちの方に行った

健「あ,櫻井おはよー」

いつも通りの健くんの声も聞こえる

…なに!?なんでそんな普通なの!?

キッチンに入って卵焼きを作りながら

どうやって顔を合わせようか…

昨日の自分を恨みながら考えていると

斗「おはよー…手伝うよ」

突然近くから斗真の声がして

潤「ぅあっ…ぁっち!」

火にかけてるフライパンに指がくっついた

斗「あーあ…なにやってんだよ」

笑いながら言われて水の蛇口をひねってくれた

潤「いきなり話しかけんなよ」

斗「話しかけますって宣言すんのもおかしいだろ」

潤「そういうことじゃなくてっ」

くだらない言い合いをしながら
斗真と並んで朝食を作っているうちに

いつの間にか普通に笑って話していた
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