第48章 ストロベリー
Sho side
潤にされるがままキスをしながら
斗真たちが出ていくのを見計らって
潤をラグの上に寝かせた
潤「翔くん…もっと…」
力が抜けて微睡みながらも
まだ俺を求めてくる
翔「愛してる…」
しばらくお互いの唇を味わっていると
潤の腕から力が抜けていく
翔「んっ…じゅんっ…寝ちゃだめだよ?」
潤「んー…」
俺を抱き枕に眠りに入ろうとするから
慌てて躰を離した
潤「んー…しょぉくん,離れちゃダメっ」
瞼はほとんど閉じたまま
腕をグイグイ引っ張られて
また寝かされそうになる…
翔「潤っ…斗真たち出てきちゃうから…起きてっ…」
抱きかかえるように起こして
潤の躰に服を羽織らせ
自分も簡単に下着と服を纏った
簡単に躰を拭いたり
水を飲ませたり…
合間に斗真たちの寝具も用意した
そうこうしているうちに
健くんを抱きかかえて
斗真が戻ってきた
斗「あ…お風呂…ありがと…」
翔「…あぁ…うん…」
…さすがに気まずい…
健「…とーまぁ…みず…」
潤「しょぉくん…俺もだっこ…」
でも姫たちはアルコールと睡魔で
お構いなしに絡んでくる…
シラフなら恥ずかしがって怒るくせに…もー…
翔「あ…冷蔵庫…適当にあさって,休んで?…風呂…入ったら俺達も寝るから…」
斗「はい…ぅん…ごめんね…ありがとう…」
ぎこちなく笑顔を交わしながら
俺は潤を抱えて浴室へ向かった
潤「…斗真と見つめ合って笑った…」
腕の中で潤が理不尽にむくれていた