• テキストサイズ

センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第48章 ストロベリー


Jun side

やっと翔くんの上から健くんが避けてくれて
翔くんを独り占めできるようになった

ぎゅーっと翔くんに抱きつくと

翔「潤も1回離れて?」

そう言いながら肩を少し押し返される

開いた空間が淋しくて

潤「やだ…翔くん俺のだもん」

尚もキツく翔くんの躰に腕を回すと

翔「もぅ…」

苦笑しながら
俺を支えたままソファに凭れるようにして
翔くんが体勢を整えた

そのあったかい躰を感じていると

健「俺には斗真だけだから…」

斗「…わかってますよ…」

健「好きだよ斗真」

そんな甘い会話が聞こえてきた

チラッと視線を背後に遣ると

斗真も健くんもお互いを見つめあっていて…

そして健くんが何かを斗真に耳打ちした

それに斗真が苦笑して

健くんに手を引かれて立ち上がった

そのまま俺たちの隣に来て座った

潤「なんでこっち来んだよっ」

また翔くんを取られないように

翔くんに抱きつき直して
斗真を見ると

健「俺がこっち行こうって言ったんだよ」

代わりに健くんから返事が返ってきた

潤「だからなんのためにですかっ」

健「こっち来たほうが楽しそうだったから」

潤「わけわかんないですよっ」

俺と会話しながらも
しっかり斗真の片腕に引き寄せられている健くん

それが羨ましくて

潤「翔くん…俺もぎゅってして?」

俺を膝に乗せてくれたまま
成り行きを見ていた翔くんを
腕の中から見上げた
/ 1617ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp