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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第46章 ヒヤシンス


Sho side

潤がここに居てくれることを
ちゃんと確かめたくて…

俺がここに居ることを
ちゃんとわかってほしくて

ソファからベッドに場所を変えた

もう…触れることなんて
無いかもしれない…と思ってたから

一度触れたら止められないと思った

ベッドの前まで来て振り返ると
潤は俺をジッと見つめて
大粒の涙を流していた

翔「じゅん…あいしてる…」

もう一度言葉で伝えて
そのままベッドへ座らせた

潤「しょぉくん…」

潤の腕が首に回ってギュッと引き寄せられる

片足をベッドの上にのせて
潤に躰を近づけた

頬に流れる涙を手で包んで拭うと

同じように頬に潤の手が触れた

潤「翔くんが…いる…」

確かめるように掌が頬を滑る

翔「うん…居るよ…もう二度と…離れないから…」

潤としっかり視線を絡めて
誓うように言葉を落とした

ずっと…どこまでも一緒にいる
誓うよ…永遠に…

潤「俺も…絶対離れないっ…」

潤も俺を見つめてはっきりと伝えてくれた

首に回された手で
頭を引き寄せられて

潤の唇が俺の瞳に優しく触れる

自分でも気づかないうちに
瞳に涙があふれていた

それを全部受け止めるように
唇で吸い取ってくれる

離れた期間は…たった2週間くらい…

でも…触れる唇を懐かしくすら感じて

また涙が零れた
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